2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧
2022年2月、ただ普通の日常を送っていた だけなウクライナの市民に訪れた、 無意味な戦争。 戦争に意味を見出そうとする輩が知識人に 散見されるが、多賀はその一切の事象を 認める言葉を持ち合わせていないし、 一生それに迎合するつもりもない。 ただただ…
色々あった事は、この後も出来たら書いて みたいので、もし読んで下さっていれば また書いてみたい。 いよいよに、最後の授業を迎えた。 ここに残る者の方が多くて、ほぼ多賀の 送別的な要素が大きかった。 ひとみさんが声をあげた。 「今日で多賀さんとは皆…
そんなこんながありながらも、気が付い たら、大学の日本語講師の老婆の日本人 がもうすぐ召される年だから、お前が 後任をやれと言われた。 多賀とは一番相性が最後まで悪かった 婆さんだ。しかし断った。 ニューオリンズの治安は全米一 悪くて、一生いられ…
そのギリアーミとは女性の好みが 少しだけ似ていた。 2人とも先生の1人のスーザンが 気になって仕方がなかった。 スーザンは割と際どい服を着て いる割には、敬虔なクリスチャン だった。 多賀と仲間で、ある言葉が流行って いた。というか流行らせた。 ちん…
アルゼンチンのファン・ルイスとは、 一番最後に親しくなった。 奴が一番アジアンを差別していた。 寒気がするような冷たい目線を生まれて 初めて投げつけられたのも彼からだった。 ある日、事件が起きた。 授業で、世界の偉人に自分をなぞらえて、 その当事…
スペイン人のアマリオは海洋牧場の所長さん だった。 口癖は“ノープロブレム”で、生きているって 素晴らしい!を身を持って実践している奴 だった。彼の笑顔には本当に癒された。 ウルグアイで秘書をやっていた ヴィットーリアとは、 想定外に親しくなった。…
少し馬が合いそうな気配が垣間見えていた、 ブラジル人のギリアーミにターゲットを 絞った。 奴が、他の学生と下ネタ談義に花を咲かせて いる時に、そこに割って入って、そういう時は、 日本ではコマネチ!ってやるんだぞ! と全身全霊でのボディランゲージ…
そこで、まずは人種差別の洗礼をしょっぱなから 受けた。 兎にも角にも、日本人が少ない所を選んだので、 それも致し方なしとは思ってはいたが、 あまりにも露骨で驚いた。 クラス分けのテストで、何かミスがあったのか、 上級のクラスに入ってしまい、大学…
ちまたは、やれ侵略戦争だの、民族紛争だの、 宗教戦争だの、差別だの、ジェンダーだのと なんだかややこしい事やっているが、 販管費から観たら、なんと無駄な事をやって いるのかな、としか言えなくなってくる。 多賀は、心底、戦争と差別、そして区別が嫌…
20数年前に遡ってみて、多賀はひたすらに 葛藤の中にいた、一人称の自分とだ。 仕事の内容が世間様に誇れるかどうか云々は 抜きにして、その成果からくる充実度は、 そこそこあっても良いはずだった。 しかし、果たして、自分時間の束縛に対する 満足度は微…
いよいよ、8回目を迎えたイコジンの会。 9月2日土曜日 「徳多屋」にて 参加者も15名程になって、少しずつその全容が 顔を出してきてくれたような気がした。 この会は、俗語的に表現すると、異業種交流の 範疇に入ってしまうとは思うのだが、そんな 通俗的な…
独立起業して、気が付くまで時間がかかって、 気が付くと、その重要性におののくエレメント の一つに、”執着”と言う言葉がある。 起業家の中で、ある程度の素養もあって、 根性もあって、先見性もそこそこあるのに、 何故か上手くいかないって思っている諸氏…