イコジン日記

多賀淳一が、食べる日常、出会う日常をのんびりと綴っていきます~

「木遣り」

「木遣り」

木遣りをやる事になったよ。

 

木遣りとは何ぞや?

 

かくいう自分も三崎に入る前には、

そんな言葉知らなかったんだよな~

 

これは三崎の祭り言葉で、

掛け声の受け手と出し手の人の事で

木遣師とも言うらしいのだけど、

同じ三浦半島なのにこうも文化が違う

なんて、面白いな~と最初は思ったかな。

 

ただ、市場の仲間に数年前にDVDを

借りて観た時には衝撃的だったのは

覚えているな。

 

若者と年配者のその掛け合いが実に

絶妙な適度な距離感があって、

お互いを知るからこそ出来るハーモニー

を奏でていて、

 

わ~これだ~!って思っちまったのを

覚えている。

 

一見単調な節回しも、そこに様々な変化

があって、そこがなんとも奥ゆかしくて

深淵で、そこにも魅了された。

 

亡くなった祖母が小唄のお師匠さん

だったのもあるかもしれないけど、

いつも傍らで聞いていたのも、

きっとそこに耳残りがあったのは

間違いないと思ったかな。

 

先日、木遣りの新年会が三崎の居酒屋で開かれて

宴の終わりに新人の自分を除く全員で、木遣りを皆で回した

(唄った)のだけど、

 

ほろ酔いの手に握ったグラスから口に

それを注ぐのを忘れるくらい、

うっとりしながら聞き入っちまったんだ

よね。

 

それがさ、果たしていつか自分が出来る

なんて、今はいくら図々しく見積もっても

想像出来ないけど、

 

この回しに参加した時にきっと、

幸せだな~って思うのは

間違いないんだろうな(^^♪

 

実は今年の夏祭りに参加するだよね^^;

下手くそ~ってどやされないようにしないといけないよね(笑)

魚河岸部の木遣り