イコジン日記

多賀淳一が、食べる日常、出会う日常をのんびりと綴っていきます~

地球人として(ニューオリンズ編②)

そこで、まずは人種差別の洗礼をしょっぱなから

受けた。

兎にも角にも、日本人が少ない所を選んだので、

それも致し方なしとは思ってはいたが、

あまりにも露骨で驚いた。

 

クラス分けのテストで、何かミスがあったのか、

上級のクラスに入ってしまい、大学院への

入学準備や、高いレベルのカレッジスキルを

身に着けたい学生や社会人が多かった。

 

欧米人、南米人が多く、アジアは多賀と院に

留学しているご主人の関係で来ていた優秀な

日本人の女性だけだった。

 

そのクラスで多賀は15名程のクラスメイトの

ほぼ全員の男性学生から、丸3日間無視された。

ハローと挨拶しても一瞥をくれる程度で、

表情の変化の一つすらも多賀に与えてくれないのだ。

 

「何?何が起こってるの?俺が何かしたのか?」

 

その葛藤の中で、3日で体重が3キロ位落ちた。

1日1キロの計算だ。

ダイエットだったらこんなに効率的なものは

ないかもしれない。

それに自分で手配したせいで、ミスって、

ミールクーポンが付いてない学生枠になっていて、

食事がキャッシュになったせいで、

毎日ハンバーガー1個と水だけの生活も影響

したかもしれない。

 

果たして、若い食べ盛りの学生の痩せ方と

しては不自然に痩せていった。

折角、大事に貯めた資金を使ってここまで

やってきているのに、このままでは悔し

すぎると思った。

 

4日目に意を決した。

生徒数2万人だったかな